破産管財人が決まり法人の財産を清算し権利者に公平に分配できることになりました
それを待っていたようで、義父母は家に戻ってきました。
それを知った私の母は私達も家に戻るようにと指示しました。
そのころ、元主人との連絡は途絶え気味になっておりました。
家に戻ると以前と変わらないような暮らしが始まりました。
会社はなくなりましたが、義父母は規則正しい質素な生活を送っておりました。
違うのは私が働きだしたことだったかと思います。
長男は私学の小学校に通っておりました。次男も送り迎えが必要な幼稚園でした。
3月までは子供達の環境を変えないで過ごすことにしました。
私は知人の紹介から会員制Barで働き始めました。
子供がいても夜働けるのは同居のおかげです。
元主人の行方が分からないので私は少しでも収入を得ることを考えました。
Barのママは偶然にも元主人の大学の先輩で、私のこれからを心配してくれました。
どんな仕事をするにしても接客は大事だからと、社会勉強にと雇ってくださいました。
今までの生活・環境が少しずつ変わっていく入口でした。